最近、四顛倒という言葉を知りました。
仏教に出てくる教えで、
人間が思い込んでいる4つの迷いのことだそうです。
無常を常と思い
苦を楽と思い
無我を我と思い
不浄を浄と思う
というものであります。
変わらないものなんてないのに、
どこかでそれがずっと続くと思っている。
だから健康やお金を失った時に苦しむ。
本当は“自分”なんてないのに、“これが自分”だと思っている。
本来、人間の身体と心には汚れが含まれているのに、自分はあの人はきれいだと思っている。
般若心経の中にも、
不生不滅 不垢不浄 不増不減
と出てきます。
きれいも汚いも人間の心が作り出した固定概念、
生まれるも滅するもない、
増えることも減ることもない、
物事には実体がないのです。
仕事やプライベートの人間関係で
「あんな人だと思わなかった…」と
たまに見聞きしたり自分も思ったりしますが、
それこそ不浄を浄と思う・不垢不浄です。
四顛倒の考え方を心に留めておけば、
人や自分の嫌なところを見ても必要以上にがっかりしたり苦しむことはないと感じます。
